





2026年、KOKUSAI GROUP は、昨年までEBI GROUP 内で継続してきたモータースポーツ活動を基盤に、KOKUSAIGROUP SPORTS TEAM として新たな体制でスーパー耐久シリーズに臨むことになった。新たな装いとなったPorsche 718Cayman GT4 RS Clubsport をドライブするのは久保凜太郎、山野直也、北園将太という3人は前体制から継続だが、新たにAドライバーとして呉良亮を招聘。激戦のST-Z クラスで好結果を残すべく、今季第1戦の舞台となるモビリティリゾートもてぎに臨んだ。今回は変則的な2グループに分かれてのレースだが、KOKUSAI GROUP GT4 RS CS は晴天に恵まれた3月19日(木)は久保のみがドライブし、専有走行に備えていった。ただ、明けた3月20日(金)は専有走行開始直前から雨が降り出してしまい、路面はウエットに変化してしまった。そんなコンディションだったが、KOKUSAI GROUP GT4 RSは久保から走行を開始し、初めてのスーパー耐久のレースウイークを迎えた呉、そして山野と交代。午後もコンディションは安定しなかったが、久保、山野、そして呉と交代。最後は北園がステアリングを握り、翌日の公式予選に向けて準備を進めた。クルマの速さの面でも十分に戦えそうな手ごたえを感じることができていた。
明けて3月21日(土)は、ST-Z クラスは午前8時からの公式予選を走るのみのスケジュール。まずはAドライバー予選に、初のアタックとなる呉が出走した。「まだまだです」と自身は謙遜するアタックとなった呉だが、1分57秒693といきなりレコードタイムを更新しトップに立つ。続くBドライバー予選では、久保が1分56秒873を記録し3番手につけ、合算タイムでいきなりのポールポジションを獲得してみせた。KOKUSAI GROUP SPORTS TEAM としてこれ以上ない船出と言えた。その後のC/Dドライバー予選では北園が2分01秒542を、山野が1分58秒172を記録。この予選でもトップタイムとなり、好調のうちに予選日を終えた。
予選日は午前中のみでスケジュールを終えたKOKUSAI GROUP SPORTS TEAM。一夜明けた3月22日(日)もモビリティリゾートもてぎは晴天に恵まれ、午後0時からの決勝レースを迎えた。KOKUSAI GROUP GT4 RS のスタートドライバーを務めたのは呉だ。初めてのスーパー耐久のスタートながら、呉は1周目にひとつポジションを落としたが、序盤から並み居るプロドラバイバーたちを相手に一歩も引かないバトルを披露。多くの詰めかけたファン、さらに関係者を魅了していく。10周目に#25 Z NISMO GT4にかわされ、13周目には#34 R8 LMS GT4に抜かれたものの、初レースとして、そしてAドライバーの務めとしては十分すぎる活躍をみせていった。ただ、呉はややオーバーステアを訴えていたことから、チームは30周を終えてKOKUSAI GROUP GT4 RS はピットに戻し、久保に交代する。呉の序盤の頑張りを好結果に結びつけるべく久保はプッシュを始めたが、その直後、ストラテジーが崩れる事態が起きてしまった。ST-2 クラスの車両がV字コーナー立ち上がりでストップし、わずかに火災が発生。セーフティカーが導入された。これで呉と久保で稼ぎ出していたマージンが失われただけでなく、セーフティカー中にピットインしたライバルたちに先行されることになってしまう。久保はそれでも前をオーバーテイクするなどあきらめない走りをみせ、59周を終えてピットインすると山野に交代。#338 GR Supra GT4とポジションを争いながらレース終盤を迎えていくと、山野は26周を終えピットインし、ふたたび久保に交代した。久保はレース最終盤も諦めることなく前を追い続けたが、最後はST-Z クラスの6位でレースを終えることになった。ポールポジションからのスタートだけに、もしセーフティカーのタイミングが違ったら……。決勝ではややペースに苦しんだものの、表彰台を確実に争うだけのスピードはあっただけに、悔しい開幕戦となってしまった。しかし、この第1戦で新生KOKUSAI GROUP SPORTS TEAM にはトップを争う力があることは証明できた。ポール獲得、そして序盤の上位争いをみせてくれた呉の活躍もチームを大いに勇気づけた。チームは自信とともに、第2戦鈴鹿に臨む。
チーム名:KOKUSAI GROUP SPORTS TEAM
マシン名:KOKUSAI GROUP GT4 RS CS
ゼッケン:#22
ドライバー:呉 良亮/久保 凜太郎/北園 将太/山野 直也