7月10日(日)、晴天のもと第3戦 SUGOにて決勝レースを迎えました。
今回の決勝は3時間レースということもあり、千代は全体を統括するエンジニアのような立場を務め、スタートをKIZUNA、続いて山野、アンカーに大草を据える作戦を立てた。序盤からKIZUNAは高いペースを保ちながら周回を重ねていくと、少しずつポジションを落としてはしまうものの、大きな差をつけられることなく自らのパートをこなし、クラス3番手につけていた#500メルセデスがストップしフルコースイエローが入ったタイミングとなった32周を終えピットイン。山野に繋ぐことに成功。
ここでチームはタイヤ無交換作戦を行い、ピット時間を短縮。山野はそれでも高いアベレージでラップを重ねていくが、ここで思わぬトラブルが。交代時、ピットレーン入口のホワイトラインをカットしてしまい、ドライブスルーペナルティが課されてしまう。山野はペナルティを消化すると、金曜に千代がロングランを試していた成果もあり、1分32秒台のラップを刻み続け60周目にピットイン。大草に残り1時間20分近いロングスティントを任せさらなる追い上げを期した。ニュータイヤを履いた大草は期待に応え、交代後すぐに1分29秒972というタイムをマーク。他車のピットインもあり、ジワジワとポジションを上げていく。82周目にはいよいよ#310GRSupra、#885GR Supraに次ぐ3番手に浮上し、表彰台圏内を確実なものにしていった。最後まで1分30秒台から32秒台のラップを刻み続けた大草は、最後は111周を走りきりチェッカー!
Porsche Team EBI WAIMARAMAにとって、2021年第1戦もてぎ以来となる表彰台を獲得した。優勝こそ届かなかったが、序盤のKIZUNAの頑張り、中盤の山野の無交換での安定したペース、そして大草の追い上げ、すべてをマネージメントした千代、さらに着実な仕事で応えたチームの頑張りが、ようやく結果に結びついた。レース後しばらく経ってから、チームにさらに嬉しい報せが届いた。2位でフィニッシュした#885GR Supraにジェントルマンドライバーの最低義務周回数違反のペナルティが課されることになり、Porsche Team EBI WAIMARAMAの順位はひとつ上がり2位となった。シーズンを考えても大きな結果を残し、波乱に富んだSUGOでの第3戦を終えることになった。
次戦 オートポリス スーパー耐久5時間レース 優勝を目指します。
今後ともPorsche Team EBI WAIMARAMAへのご声援をよろしくお願いいたします。
チーム名:Porsche Team EBI WAIMARAMA
マシン名:WAIMARAMA EBI Cayman GT4 RS
ゼッケン:#22
ドライバー:KIZUNA / 千代勝正 / 山野直也 / 大草りき