2022年第1戦を4位で終えたPorsche TeamEBI WAIMARAMAは、シリーズのハイライトでありチャンピオン争いでも重要なラウンドとも言える、第2戦 富士SUPER TEC 24時間レースを迎えました。
6月4日(土)午後3時から、第2戦 富士にて決勝レースが開始。
スタートから千代はいきなり1時間30分のスティントをこなすと、トップに浮上し山野に交代。その後もアレジ、大草、リ・ジョンウとほぼ1時間半に近いスティントを積み重ねていき、しっかりとリードを築き午後11時23分には、ふたたび千代がコクピットに戻る。夜間の走行も山野、アレジ、大草と一度目のドライブと同じサイクルを繰り返しながら、周回をこなしていった。周囲ではアクシデント等でフルコースイエローやセーフティカーも相次ぐが、ピットインのタイミングも悪いものではなく、パーフェクトとも言えるレース運びで勝利に向けひた走っていた。
まさにパーフェクトな展開で、レース終盤が見えはじめていたが、好事魔多し。午前8時11分、517周目に入っていた千代は、コカ・コーラ・コーナーで突如姿勢を乱してしまった。リヤから白煙が上がっており、急激にパワーを失っている。すぐさま千代はハザードランプを点け、コース外を走行しながらピットに戻る。クルーがすぐさまチェックしていくが、ウォーターポンプのベルト切れにともなう水温上昇により、エンジンにダメージが及んでしまっていた。なんらかの異物がウォーターポンプのベルトを切ってしまったようなのだが、チームもまったく想定していなかったトラブルだった。スタートからこれ以上ないかたちで作戦を遂行し、まさに勝利をたぐり寄せつつあるなかでのまさかのトラブル。24 時間レースではしばしばあることだが、Porsche Team EBI WAIMARAMA にとっては『悔しい』では片付けられない、やるせなさの残るレースなった。
次戦SUGOスーパー耐久3時間レースでリベンジしたいと思います。
今後ともPorsche Team EBI WAIMARAMAへのご声援をよろしくお願いいたします。
チーム名:Porsche Team EBI WAIMARAMA
マシン名:WAIMARAMA EBI Cayman GT4 RS
ゼッケン:#22
ドライバー:KIZUNA / 千代勝正 / 山野直也 / 大草りき / ジュリアーノ・アレジ / リ・ジョンウ