スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
第4戦 オートポリス

 

 

 

 

7月31日(日)、第4戦 オートポリスにて決勝レースを迎えました。

 

午前8時00分から行われたウォームアップ走行では、前日までの雨の影響で路面はウエットコンディションだったが、決勝スタートを迎えるころには路面状況も回復し、各車ともスリックタイヤを装着してレースに臨んだ。今回は5時間耐久で、途中に3回のドライバー交代をともなうピットストップが必要となる。Porsche Team EBI WAIMARAMA は千代がスタートドライバーを務め、山野、KIZUNA、大草とつないでいく作戦を立てた。

 

高地でのレースということもあり、ライバルと比べやや劣勢になるかと思われていたが、いざスタートをすると順調なペースで順位を上げ、2番手までポジションアップ。そのままトップにも追いつきそうな勢いをみせた。その後のレース展開にかなりの期待感を持ち始めていたが、開始から15分が経過したところでまさかのブレーキトラブルが発生し緊急ピットインを余儀なくされてしまった。チームの懸命な修復により、10分弱の作業時間でコースに復帰。引き続き千代がステアリングを握り、挽回を試みた。だが、この時点でクラストップとは4周の差がついてしまっており、逆転での上位進出は厳しい状況となっていた。それでも、Porsche Team EBI WAIMARAMAは一丸となって諦めることなく周回を重ねていった。千代はスタートから1時間30分が経過した32周目にピットインし、山野に交代。引き続き、はるか前方にいるライバルを追いかけていったが、54周目に1台がトラブルによりガレージ内で作業を続けていたため、8 番手に浮上。その後も前を走るライバルがトラブルに見舞われるようになり、その都度、Porsche Team EBIWAIMARAMAはポジションを上げていった。スタートから3時間が経過した70周目に2度目のピットストップを行い、KIZUNAが第3スティントを担当。途中に雨がパラつきはじめたが、路面コンディションが変わるほどではなく、ミスのない走りで29周を走破し、100周目に最後のピットイン。クラス6番手で大草にバトンをつないだ。あとは残り1時間を走り切るのみだったが、ここで急に雨脚が強くなり、一気にウエットコンディションとなった。

 

この状況をみてウエットタイヤを装着するためにピットに戻るチームもいたが、Porsche Team EBI WAIMARAMAはピットインせずにレース続行を決断。スリックタイヤで走るには厳しい路面状況だったが、大草は2分05秒~2分07秒台の安定したラップタイムを刻んでいった。ただ、レース終盤には、さらに雨が強くなり、残り15分となった122周目にピットイン。ウエットタイヤに交換して、チェッカーを目指した。最後まで気が抜けない状況だったが、大草はしっかりとゴールまでマシンを運び、クラス5位でフィニッシュした。

 

今後ともPorsche Team EBI WAIMARAMAへのご声援をよろしくお願いいたします。

 

 

チーム名:Porsche Team EBI WAIMARAMA

マシン名:WAIMARAMA EBI Cayman GT4 RS

ゼッケン:#22

ドライバー:KIZUNA / 千代勝正 / 山野直也 / 大草りき